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ペアローンって何?

「ペアローン」とはなにか、ご存じだろうか? 今や住宅ローンを利用した世帯のうち約3割が使用しており、マイホームを購入する共働き夫婦が利用するのは普通になっている。 その実態やペアローンを利用する理由、利用するうえでの注意点などについて考えていこう。 今回注目した「ペアローン」とは、1つの物件に対して、夫婦それぞれが自分の収入に応じて住宅ローンを借りるというもの。 ちなみに、ペアローンは夫婦に限らず、同居している親子などでも利用可能だ。 リクルートの「2021年首都圏新築マンション契約者動向調査」(2021年の1年間に首都圏で新築マンションの購入契約をした7289件が対象)によると、住宅ローンを利用した世帯のうち29.4%が、世帯主と配偶者(パートナー)の「ペアローン」だった。

住宅ローンとペアローンの違いは何ですか?

通常の住宅ローンは、一人が1つの契約を金融機関と行い、金融機関から融資されたお金で住まいの購入を行います。 そのため、配偶者は住まいに対して契約は何も持ちません。 一方ペアローンは、1つの住まい(建物・土地)に対して二人でそれぞれ住宅ローンの契約を行います。 例えば上の図ように5,000万円の住まいに対して3,000万円を夫のローン、残り2,000万円を妻のローンとして契約します。 そのため、夫も妻も住宅ローンの審査があり、契約をすれば債務者となり、お互いがお互いの連帯保証人になります。 ペアローンもひとつの金融機関で二人とも契約することになります。

収入合算とペアローンの違いは何ですか?

収入合算者は、連帯保証人になることが必要です。 また、収入合算の申し込みでは、単独で住宅ローンを申し込むときの条件をすべて満たしたうえで、さらに収入合算者が満たさないといけない条件があります。 収入合算の申込条件をSBI新生銀行の例から見てみましょう。 一定の収入のある同居親族と一緒にそれぞれが主たる債務者として住宅ローンを組む方法です。 また、それぞれが相手の連帯保証人となります。 ペアローンでは、単独で住宅ローンを申し込むときの条件を両名が満たすことが必要です。 さらに、以下の条件も満たさないといけません。 こちらもSBI新生銀行の例をご紹介します。 収入合算とペアローン、単独で住宅ローンを組むときの違いは、以下の表でご確認ください。

連帯債務とペアローンの違いは何ですか?

連帯債務の場合は1つの住宅ローンに対し、夫婦2人が共同で債務の責任を負います。 夫などどちらか1人が主たる債務者、妻が連帯債務者となるもので、実際に返済する金額の負担割合は夫婦各自の収入に合わせて決めてかまいません。 ただし、債務全体の返済責任は夫婦とも同じように負うということです。 つまり、3000万円の住宅ローンを組んだ場合、夫婦どちらにも3000万円の返済責任があり、自分の負担割合だけにしか返済の責任がないというわけではないのです。 また、配偶者が連帯保証人になる住宅ローンの場合、住宅ローンの名義人は夫1人で返済責任も夫が1人で負います。 しかし、万一返済が滞ったときは、連帯保証人である妻に返済の責任が生じる債務です。 一方、ペアローンは夫婦それぞれ別々の住宅ローンを組みます。

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